自作DCCデコーダとして長らくご愛顧いただいた「ワンコインデコーダ6」の後継モデルとして、新世代のデコーダ「ワンコインデコーダX(テン)」を公開します。
心臓部となるマイコンには、数十円という超低価格でありながら高い処理能力を持つRISC-Vマイコン「CH32V003」を新たに採用しました。これまでの「安価にDCCを楽しむ(ワンコイン)」というコンセプトはそのままに、より高度で滑らかな制御が可能になっています。
ワンコインデコーダXでは、組み込む車両や目的に合わせて以下の3種類をラインナップしています。
三者三様ですので、ご自分のご使用用途にあったデコーダを選定してください。

- モーター出力1回路、ファンクション出力2回路
- モーター制御と前照灯・尾灯向けのファンクション出力2回路を備えたベーシックなデコーダです。まずはここから始めるのがおすすめです。
- CVを変更することで両極性Fxデコーダにもなります。
- 書き込むソフトの変更でポイントデコーダとしても利用可能です。
- 自作用の部品、プリント基板を頒布しています。(2026/6/21:頒布開始)

- ファンクション出力4回路
- モーター制御を持たない、ライト制御に特化したデコーダです。先頭車のヘッドライト・テールライトや、室内灯のコントロールに最適です。
- 自作用の部品、プリント基板を頒布しています。(2026/7/2:頒布開始)

- モーター出力1回路、ファンクション出力6回路
- モーターの回転状態を検知して電圧を自動補正する「BEMF(Back-EMF:逆起電力)機能」や、ファンクション出力を6回路搭載したハイエンドモデルです。
- 部品が微細でハンダ付けが困難なため、完成品のみの頒布です。(2026/7/25:頒布開始)
自作デコーダで一番多いトラブルは、「車両に組み込んだ後に動かない(原因が分からない)」ことです。
ワンコインデコーダXでは、製作の成功率を劇的に上げるために「ソフトウェア書き込み&動作確認用基板」をご用意しました。

- これ一枚で「マイコンへのソフト書き込み」「デコーダの動作確認」を行うことができます。
- 基板上のスイッチを切り替えることで「X」「X FL」「X Plus」の3種類のデコーダの「書き込み」「動作確認」に対応しています。
- デコーダ基板との接続に「コンスルー」を採用し、安定的な導通接触が期待できます。
- 車両に搭載するまえに、CV値の変更による動作の確認をLED表示にて行うことができます。
デコーダを車両に組み込む前に、この基板上で「ソフトの書き込み → LEDやモーターの動作テスト → 初期アドレス(CV)の設定」までをすべて完了させることができます。動作確認された状態のデコーダを車両に組み込めるため、初心者の方でも安心して確実な製作が可能です。
ワンコインデコーダXの製作は、以下のステップに沿って進めてください。各ページで詳細な手順を解説しています。
デコーダの種類や製作のすすめ方の解説です。
製作に必要な工具、ツール、および各デコーダの主要な部品リストのご紹介です。
「デコーダ本体」および「書き込み・動作確認用基板」のハンダ付け手順を解説します。
マイコンにソフトウェア(ファームウェア)を書き込む方法と、動作確認方法の解説です。
デコーダ別の車両への搭載方法の解説です。
デコーダの機能を設定するためのCV値に関する説明です。
本プロジェクトで使用するプリント基板や部品については、皆さまの自作をサポートするために頒布を行っております。
【重要】ご利用にあたって
・ソフトウェア、ハードウェア設計データ、および頒布品をご利用になる前に、必ず「ライセンス・免責事項」「部品頒布のお申込みの前に(必読)」のページをお読みいただき、ご同意の上で自作をお楽しみください。
・皆様の自己責任(Use at your own risk)と相互協力のもとに成り立っています。
